Webフォントとは？使い方からよく使用するフォント8選のご紹介
Webフォントとは
Webフォントとは、ウェブサイトで使用されるフォントを指し、ユーザーのデバイスにフォントがインストールされていなくても、サイトに指定されたフォントを表示できる技術です。通常、ウェブフォントはサーバーからダウンロードされ、ブラウザでレンダリングされます。これにより、デザインの一貫性が保たれ、異なる環境やデバイスでも同じスタイルで表示可能です。代表的なサービスにはGoogle FontsやAdobe Fontsがあり、幅広いフォントを提供しています。
Webフォントを使用するメリット
1.デザインの一貫性
ユーザーのデバイスに依存せず、指定したフォントでコンテンツを表示できるため、ブランドイメージやデザインが一貫します。
多様なフォント選択
Google FontsやAdobe Fontsなどのサービスを利用することで、多彩なフォントスタイルを簡単に使用できます。
SEOやパフォーマンス向上
テキストを画像として扱う必要がなくなり、SEO（検索エンジン最適化）やウェブページの読み込み速度の向上に貢献します。
モバイル対応
さまざまなデバイスや画面サイズで正確に表示されるため、レスポンシブデザインに適しています。
Webフォントの使い方
Webフォントの使用方法は、主に外部サービスを利用するか、フォントファイルを自前でホストするかの2つの方法があります。以下では、代表的な外部サービス「Google Fonts」を使用した方法と、自分でホストする方法について説明します。
1. Google Fontsを使ったWebフォントの設定
Google Fontsは無料で使える人気のサービスで、手軽にWebフォントを導入できます。
手順
Google Fontsサイトにアクセス：
Google Fonts にアクセスし、使用したいフォントを検索します。
フォントの選択：
好みのフォントを選び、「Select this font」をクリックします。画面右側に選んだフォントが追加されます。
フォントリンクの取得：
右上に「Embed code」が表示されるので、HTMLに追加するためのコードが表示されます。
HTMLに組み込む：
取得したリンクタグをHTMLの<head>内に追加します。
CSSでフォントを指定：
CSSでフォントファミリーを指定して適用します。
2. 自前のWebフォントを使う方法
フォントファイル（.woff, .woff2, .ttfなど）をサーバーにアップロードして使用する方法です。
手順
フォントファイルの準備：
使用したいフォントファイル（.woffや.woff2など）を取得します。
フォントをサーバーにアップロード：
自分のサーバーやウェブスペースにフォントファイルをアップロードします。
CSSにフォントファイルを指定：
CSSで@font-faceを使ってフォントを定義します。
フォントを適用：
定義したフォントファミリーをCSS内で使用します。
3. 注意点
フォントのパフォーマンス：Webフォントの読み込み時間がページ表示に影響することがあるので、font-displayプロパティを使ってフォントの読み込み方法を制御するのがおすすめです。
※ライセンスの確認：自前のフォントを使う場合、フォントのライセンスに注意が必要です。商用利用が可能か、再配布が許されているかを確認しましょう。