「ユーザーのために質の高いコンテンツを作っているのに、なかなか検索順位が上がらない」
Webサイトを運営していると、このような悩みに直面することがあります。その原因は、ユーザーからは見えない「ソースコード」に原因があることも多々見受けられます。
googleをはじめとする検索エンジンは、私たちが普段見ている装飾されたデザインのページではなく、その裏側にあるHTMLソースコードを読み取ってページの内容や重要性を判断しています。そのため、どんなに見やすく魅力的なWebサイトを作成しても、HTMLで記述されたソースコードが整理されていなければ、その価値は検索エンジンに正しく伝わらないのです。
この記事では、SEO対策の基本であり重要な要素の一つである「ソースコード」の重要性と、検索エンジンに評価されるための具体的なHTMLの書き方について、重要なポイントを解説します。
検索エンジンのクローラー(情報を収集するロボット)は、WebサイトのHTMLソースコードを上から順に読み解き、どのような情報が、どのような構造で書かれているかを理解しようとします。
もしソースコードがエラーだらけだったり不要なタグで煩雑な状態だと、クローラーに正しく理解してもらうことが困難となります。これでは、せっかくの良質なコンテンツもインデックス(検索エンジンのデータベースに登録)されず、最悪の場合は検索結果に表示されることはありません。
SEOに強いサイトとは、すなわち「クローラーにとっても分かりやすい、構造が整理されたソースコードで書かれたサイト」なのです。
まずは、SEO対策において特に重要とされるHTMLタグの役割と、正しい書き方をご紹介します。
ページの「題名」にあたる最も重要なタグです。検索結果のタイトルや、ブラウザのタブに表示されます。
ユーザーのサイト理解に大きく貢献するのが画像タグです。
alt属性とは、何らかの理由により画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキストのことを指します。ait属性は、視覚障害のある人がウェブサイトを利用するときに画像の内容を理解できるようにするための音声読み上げ機能の役割がありますが、同時に検索エンジンが画像の内容を理解するためにも非常に重要です。
ポイント
・画像の内容を簡潔かつ具体的に説明する文章を設定する(例: alt=”ノートパソコンで作業する男性”)
・単純なSEO対策だけでなく、画像検索からの流入も期待できます
箇条書きリストを作成するタグです。情報を整理し、ユーザーと検索エンジンの双方にとってコンテンツを理解しやすくします。
ポイント
適切に使うことで、検索結果で通常より目立つ「強調スニペット」として表示されやすくなることがあります。
ホームページ作成ソフトによっては、divタグ等がが大量に生成されることがありますが、理想はシンプルでクリーンなソースコードを目指しましょう。
HTMLファイル内に直接スタイル(CSS)やスクリプト(JavaScript)を記述すると、コードが複雑になり、ページの表示速度も遅くなります。ページの速度はSE対策の評価にも非常に重要な要因です。そのため、これらを外部ファイルとして読み込むことで、HTMLをシンプルに保ち、かつ表示速度の改善にも繋げます。
パンくずリストやレビュー評価などを、検索エンジンがより深く理解できる形式(構造化マークアップ)で記述することで、検索結果にリッチな情報を表示させることが可能となり、結果としてクリック率向上も期待できます。
SEO対策というとコンテンツの内容やキーワード選定に目が行きがちですが、その土台となるのは正しい構造でマークアップされたHTMLソースコード=テクニカルSEO対策です。
ユーザーだけでなく検索エンジンにとっても理解しやすいHTMLを記述することが、Webサイトの評価を高め、さらにはビジネスの成果に繋がる第一歩となります。
googleをはじめとする検索エンジンに評価されるには、コンテンツだけでなくHTMLソースコードを最適化するテクニカルSEO対策が非常に重要です。ただし、これらのテクニカルSEOは非常に専門的な知識と高度な技術力が要求されます。
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