ユーザーに最適な情報を案内する「情報設計(IA)」とは?有効な組み合わせ施策と合わせてご紹介

Webサイトの情報量は年々増加し、ユーザーの「可処分時間」の奪い合いが激化しています。ユーザーはサイトをじっくり「読む」のではなく「スキャン(流し読み)」しており、自分が必要な情報に0.1秒でも早くたどり着けないと判断すれば、即座に離脱してしまいます。

 

そこで重要となるのが「情報設計(IA:Information Architecture)」です。これは単にコンテンツを整理する作業ではなく、初めて訪れた人がストレスなく、自然と目的の場所(成約)へと進めるような「情報の地図」を描く工程です。

そもそも「情報設計」とは?迷わないための3つの視点

情報設計(IA)の本質は、ユーザーが求める情報へストレスなくたどり着ける「見つけやすさ」を担保することにあります。

現代のIAを設計する上では、以下の3つの要素のバランスを深く考える必要があります。

ビジネスの目的

サイトが果たすべき役割(お問い合わせを増やすのか、ブランドを知ってもらうのか)によって、情報の優先順位は大きく変わります。

載せるべき中身(コンテンツ)

テキスト、画像、データ量などを指し、今ある資産をどう活かすかを精査する必要があります。

使う人の気持ち(ユーザー)

訪れる人の知識や利用シーンを想像し、頭の中にある「探し方のパターン」に合わせることが重要です。

なぜ設計が大切なの?Webサイトがもっと使いやすくなる3つの理由

情報設計は、Webサイトの「使い勝手」を左右するだけでなく、検索順位や成約率といった「数字」に直結します。

01. 初めて訪れた人でも、迷わずスムーズに閲覧できる

設計を最適化することで、初めての人でも「どこに何があるか」を探すストレスがなくなり、快適に読み進められるようになります。

02. Googleなどの検索エンジンに、サイトの中身が正しく伝わる

中身が論理的に整理されているサイトは、検索エンジンも「何について書かれたサイトか」を正しく把握でき、結果として検索順位の向上に繋がりやすくなります。

03. お客さまの気持ちに寄り添った「お問い合わせ」までの流れを作る

「課題の解決策 → 実績 → 信頼」といったお客さまの心理ステップに合わせて情報を置くことで、自然にお問い合わせへと導くことができます。

Webサイト作りは「5つの階層」でできている

情報設計が制作のどのタイミングで行われるべきかを知るために、よく使われる「5つの階層」という考え方をご紹介します。

01.戦略:サイトで何を解決したいかを決める。

02.要件:そのために必要な機能やページを出し合う。

03.構造(ここが情報設計の主役):出し合った情報を、どう繋ぎ、どうグループ分けするかという「仕組み」を作ります。

04.骨格:仕組みをもとに、実際の画面のレイアウト(ワイヤーフレーム)を考えます。

05.表層:デザインを整えて、最終的な見た目を仕上げます。

重要なのは、「構造」という土台が崩れていると、その上のレイアウトやデザインをいくら綺麗にしても、成果の出ないサイトになってしまうという点です。

実際にどう進める?使いやすさを形にする「5つの手順」

精度の高い情報設計を行うため、当社では以下のステップで業務を推進しています。

step.01:掲載する情報の「洗い出し」

まずはサイトに必要なページや要素をすべてリストアップします。

step.02:情報の「グループ分け」

バラバラな情報を、ユーザーが直感的に「仲間だ」と感じるルールに合わせてまとめます。

step.03:サイトの「全体構造」を決める

分類したグループを、3〜4クリック以内で辿り着けるようなツリー状の地図に並べます。

step.04:メニューやボタンの「名前」を決める

専門用語を避け、一目で「次に何が書いてあるか」が予測できる言葉を選びます。

step.05:ユーザーの「移動ルート」を設計する

メニューやパンくずリストなど、ユーザーが「今どこにいて、次はどこへ行けるか」を迷わないためのガイド役を配置します。

情報設計とセットで取り組むべき「成果を出すための施策フロー」

情報設計は、他の施策と密接に連携させることで初めてその真価を発揮します。当社では、以下のフローを一体化して進めることで、ビジネスの方向性とサイトの使い勝手を高いレベルで両立させています。

01. サイトの現状分析・競合調査(根拠を作る)

「なんとなく」で設計を始めることはありません。まずは自社サイトのデータ(GA4等)でユーザーの行動を把握し、併せて競合他社のサイトを徹底的に調査・分析します。この調査によって、「自社の強みをどこで、どう見せるべきか」という情報設計の確かな根拠が生まれます。

02. ワイヤーフレーム作成(設計を図面化する)

情報設計で決めた「構造」を、具体的な画面のレイアウトに落とし込む工程です。これを「ワイヤーフレーム」と呼びます。バナーの配置やボタンの大きさなど、情報の優先順位を視覚的に整理することで、デザインに入る前に「使い勝手の土台」を確定させます。

03. 接点をデザインするUI設計(体験を最適化する)

ワイヤーフレームをもとに、ユーザーが実際に触れる部分(インターフェース)を緻密にデザインします。情報をただ並べるのではなく、視線の誘導やスマホでの操作性など、ユーザーとの「接点」を最適化し、ストレスのない操作体験を作り上げます。

04. 実装・システム開発(仕組みとして届ける)

優れた設計も、正しく実装されなければ意味がありません。設計図通りの論理的なソースコードを記述し、サイトの高速化やSEO内部対策を施した上で開発を行います。これにより、「人」にも「検索エンジン」にも伝わるサイトが完成します。

「調査」から「実装」まで。伴走型の当社が大切にしていること

SynQ Partners株式会社では、情報設計による「単なる整理」だけで終わらず、関連する要件/施策もあわせて対応することが可能です。

分析を軸にした「根拠」を大切にする

各種ツールを活用した「定量分析」や経験則に基づくヒューリスティック分析等の「定性分析」など、様々な自社サイト分析/競合サイト調査が可能です。

「売上」につながるサイトを作る

分析をもとにした情報設計により、単なる名刺代わりのサイトではなく貴社のビジネス・数値改善に繋がる設計を重視しています。

「公開後」まで伴走する

公開前に行う施策はほとんどが仮説ベースになるため、公開後の改善や運用など、数値に基づいた継続的な改善・マーケティング施策をワンストップで対応いたします。

まとめ

情報設計(IA)は、単なるWeb制作の一工程だけでなく、企業の持つ価値をユーザーが理解できる形に整え、正しい形で届けるための「おもてなし(フレンドリー)の設計」です。

緻密な分析に基づく情報設計はSEO効果を高め、お客さまの「納得」を生む強力な営業ツールに繋がります。「分析/設計/UIデザイン/開発」のすべての工程が一本の線で繋がることでWebサイトは「事業を成長させるための資産」になります。

 

当社では、業界業種やフェーズを問わず様々な領域において、定量/定性両面からの設計と一気通貫のサービスを提供しています。

Webサイトを「もっと成果の出るものにしたい」とお考えの際は、ぜひSynQ Partners(シンクパートナーズ)株式会社へご相談ください。

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