Webサイトの開発や運用プロジェクトを円滑に進めるためのAsana活用をご紹介します

Webサイト制作やシステム開発のプロジェクトにおいて、「いま何が進んでいるのかわからない」「誰が何を担当しているのか不明確」といった状況に陥ることは珍しくありません。特にリモートワークが普及した現在、進捗の透明性はプロジェクトの成否、ひいてはビジネスの成果に直結します。

デジタルマーケティング支援やWeb制作を行っている当社では、こうした課題を解決し、確実に成果をお届けするための基盤としてプロジェクト管理ツール「Asana(アサナ)」を全社的に導入しています。

 

この記事では、単なる制作代行ではなく「デジタル事業の伴走パートナー」として成果を出すため、私たちがどのようにプロジェクト管理を行い、変化に強い業務設計を意識しているかについてご紹介します。

なぜ、多くのWebプロジェクトは「ブラックボックス化」するのか

お互いの間にある「見えない距離」

Web制作プロジェクトにおいて、発注者(クライアント様)と制作者が常に同じ場所で作業をすることは稀です。多くの場合は物理的に離れた場所で、メールやチャットツールを通じてやり取りを行います。

しかし、デザインの細かなニュアンスやシステム挙動の意図など、Web制作には「言葉にしづらい情報」が多く含まれています。これらをテキストだけで伝えようとすると、どうしても「伝えたつもり・伝わったつもり」という認識のズレが生じやすくなります。 この「見えない距離」こそが、プロジェクトの進捗を不透明にし、ブラックボックス化させる根本原因です。これは社内の制作体制においても同様です。

「確認コスト」という見えない損失

「あの件はどうなっていたっけ?」「この仕様で合っていたっけ?」 こうした些細な再確認のやり取りは、一見すると丁寧なコミュニケーションに見えますが、積み重なれば膨大な「見えないコスト」となります。

情報の精度が、成果物の精度を決める

また、曖昧な指示は作業の「手戻り」に直結します。

「言った・言わない」の問題はもとより、情報の伝達ミスはそのまま成果物の精度低下を招きます。

私たちは、無駄な確認時間を極限まで減らしその分の時間をクリエイティブや戦略思考に充てるためにこそ、強力なプロジェクト管理体制が必要だと考えています。

当社がAsanaでの管理にこだわる理由

大小様々な並行タスクを漏らさない「リスト形式の一覧性」

Asanaにはカンバン方式(ボード形式)やタイムラインなど様々な表示形式がありますが、私たちが実務において最も重視し、基本としているのは「リスト形式」です。これはプロジェクト管理ツールによっては表示できないものもあります。

Web制作の現場では、「サイト全体の設計」といった大きなタスクから、「バナー作成」「テキスト修正」といった細かなタスクまで、粒度の異なる膨大な数のタスクが同時に並行して動きます。これらを確実に処理していくためには、パッと見た瞬間に全体を把握できる「高い一覧性」が不可欠です。

見やすさが「抜け漏れ」を防ぐ

ボード形式は視覚的に分かりやすい反面、タスクが増えると全体像が見えにくくなる側面があります。

一方でリスト形式は、現在進行中のタスクを上から下まで網羅的に確認できるため、細かな修正依頼や突発的なタスクも見落とすことがありません。

「見やすい」ということは、それだけでミスを防ぐための重要な機能です。私たちはこの一覧性を活かし、数多くのタスクを確実に完了へと導いています。

伴走型支援に最適な「アジャイル・スプリント」という考え方

変化に対応できる業務設計

当社は、Webサイトを作って終わりの「納品型」だけでなく、公開後の成長を支援する「伴走型」のプロジェクトを多く手掛けています。

伴走型の支援において重要なのは、一度決めた計画を何がなんでも守ることではなく、「状況の変化に合わせて柔軟に計画を変更できる体制」です。

これを実現するために、私たちはシステム開発の手法である「アジャイル」や「スクラム」のエッセンスを取り入れた業務設計を行っています。

「スプリント」単位で区切り、素早く改善を回す

具体的には、プロジェクトを「スプリント」と呼ばれる短い期間で区切って管理します。

  • 基本サイクル: 2週間〜1ヶ月
  • 緊急対応: 1週間、あるいは当日対応

 

このように期間を区切り、「この2週間ではトップページの改修と分析設定を行う」といった明確なゴールを設定します。期間が終了した時点で成果を確認し、次の期間で何をするかを改めて計画します。

 

大規模システム開発でよく用いられるウォーターフォール型(最初に全て決めてから進む手法)では対応しきれない急な市場の変化や、アクセス解析の結果に基づいた急な方針転換にも、この管理手法であれば柔軟に対応が可能です。当社が「Web戦略のパートナー」として選ばれている理由は、この柔軟な対応力にもあります。

フルリモートでも品質を落とさない「情報解像度」の高さ

視覚的な共有で「認識のズレ」を防ぐ

Asanaでのタスク管理において、私たちがこだわっているのが情報の「解像度」です。

テキストだけの指示では、読み手によって解釈が分かれてしまうことがあります。そこで当社では、タスク内に参考画像や画面キャプチャを積極的に貼り付ける運用を行っています。

「ここのデザインを修正」と文字で書くよりも、実際の画面キャプチャに印をつけて共有するほうが、一瞬で正確に意図が伝わります。視覚的な情報をセットにすることで、認識のズレを最小限に抑え、作業の精度を高めています。

「ボールの所在」を明確にし、スピードを落とさない

また、「担当者」と「期日」が入っていないタスクを作らないことも鉄則です。

ボール(責任)が今誰にあるのかをAsana上で常に明確にすることで、「誰かがやっているはず」という放置を防ぎます。

こうしたルールの徹底により、フルリモートワークであっても確認コストをかけず、メンバー全員が迷いなく実作業に集中できる環境を作っています。

まとめ:あくまでツールは「信頼」を築くための土台

Web事業は、クライアント様とパートナー会社がチームとなって作り上げる共同かつ継続したプロジェクトです。

Asanaを活用した透明性の高い進行管理と、変化に強いスプリント型の業務設計。これらは単なる業務効率化のためだけでなく、クライアント様との信頼関係を築くための基盤です。

 

デジタルマーケティング支援を行っている当社では、技術力やデザイン力はもちろん、こうした「プロジェクトを成功に導くための管理・設計能力」においても、プロフェッショナルとしての品質を提供し続けます。

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