Webサイト改善の施策事例

CMS導入不可の環境におけるブログ記事の運用フロー構築と問い合わせにつなげるCV導線の設計

概要と担当範囲

グループ全体の厳格な情報セキュリティポリシーにより、WordPress等のCMSや一般的なMAツールの導入に強い制限がある環境での実施事例です。

「ツールを入れられない=Webマーケティングが難しい」と諦めかけていた状況に対する改善支援。当社は単なる制作ではなく、静的HTML環境のまま「コンテンツの継続運用」と「CV導線」を成立させることを目的に、運用スキーム構築および情報設計・CV導線設計を担当しました。

  • ブログ(投稿機能)の設計
  • CV最適化
  • SEO対策
  • UI/UX設計

課題背景

国内大手電機メーカーグループ企業として、グループ全体のセキュリティポリシーが適用される環境下で、以下の課題がありました。

  • WordPress等のCMSが導入できず、コンテンツの継続更新が困難
  • MAツール(マーケティングオートメーション)が使えず、リード獲得の仕組みが構築できない
  • 複数のWeb制作会社に相談するも「ツールが入れられないなら対応困難」と断られていた
  • 社内でも「自分たちにはWebマーケティングは現実的でない」という認識が広がりつつあった

これらはツールの問題ではなく、制約下における運用設計とCV導線設計の問題として整理する必要がありました。

改善の考え方

CMS・MAツールを導入できないため、システムに頼らないファイルの共通化やCV獲得のアクションをプログラミングとUXデザインで解決する方向で改善を行いました。

当社の関与領域

  • 情報設計(IA)
  • CV導線設計
  • 運用スキーム構築
  • フロントエンド実装
  • UI/UX改善

CMSを使わずにコンテンツの継続運用とCV獲得を成立させるため、以下の領域に関与しました。

  • 静的HTML環境を前提としたディレクトリ構造(URL設計)の整理
  • 簡易的なプログラミングで更新できるHTMLテンプレートの設計
  • ブログ/コラムの継続公開のためのファイル構成・入稿ルール策定
  • 専門ソリューションをユーザーの課題軸で整理し直す階層構造の再定義
  • フロントエンド側の処理による記事カテゴリごとのCVバナー出し分けロジックの実装
  • 閲覧文脈に合わせた適切なフォームへの誘導導線設計

「ツールが使えない」という制約を前提条件として受け入れ、その中で最大限の成果を出すための運用設計に注力しました。

主な取り組み

  • 記事ページのテンプレート化(間的なHTMLの知識があれば更新可能な構造)
  • CMS無しでもSEOに強い構造を実現するためのディレクトリ設計とテクニカルSEO対策
  • 問い合わせ獲得のため、記事カテゴリに応じたCVバナー(お問い合わせ・資料請求等)の自動出し分け
  • MAツールやCMSに頼らないブログ機能の実現

ツール依存ではなく、「会社独自の環境でも可能な運用のかたち」を設計するアプローチを取り、実行まで担当しました。

変化・成果

  • ターゲットキーワード(ニッチなBtoB技術領域)で検索上位を獲得し、自然検索流入が増加
  • Webサイトが「静的なパンフレット」から「リード獲得の営業ツール」として機能し始めた
  • 社内でのWebマーケティング活用への理解と協力体制が生まれた

※具体的な数値は非公表