Webサイト改善の施策事例

ECサイト・見積もりサイトでのオーダーメイド製品の複雑な見積もり条件を整理するUI最適化

概要と担当範囲

オーダーメイド製品のBtoB通販において、注文時に「サイズ」「素材」「加工オプション」の組み合わせルールが複雑で、電話確認や製造不可の誤発注が多発していた状況に対する改善支援。

当社はWeb上で「製造可能な仕様だけ」を正しく入力させるためのUI/UX設計と、フロントエンドでのリアルタイムバリデーション実装を担当しました。

  • UI/UX設計

課題背景

オーダーメイド製品のEC化にあたり、以下の課題がありました。

  • サイズ・素材・加工オプションの組み合わせに製造上の制約が多岐にわたる
  • ユーザーが「製造できないサイズや組み合わせ」を入力してしまい、誤発注が発生
  • 受注後に営業担当が仕様を確認し、問題があれば顧客に再確認する手戻りが常態化
  • 仕様確認のための電話・メール対応が頻繁に発生し、営業工数を圧迫

これはユーザーの入力ミスの問題ではなく、「間違った入力ができてしまうUI」の設計問題として整理する必要がありました。

改善の考え方

「ユーザーに正しく入力してもらう」のではなく、「間違った入力ができない仕組み」を作ることをアプローチの基本としました。ベテラン営業担当の頭の中にあった組み合わせルールを、フロントエンドのバリデーションロジックとして体系化する設計です。

当社の関与領域

  • UI/UXデザイン
  • フロントエンド実装
  • バリデーション設計

誤発注の根絶と注文体験の改善のため、以下の領域に関与しました。

  • 製造上の組み合わせルール(サイズ上限・素材制約・加工依存関係)の体系化
  • サイズ入力時の上限・下限リアルタイム判定の実装
  • 前のステップの選択に応じて次の選択肢が自動変化する依存関係制御の構築
  • 専門知識がなくてもステップに従うだけで仕様が決まるインターフェース設計
  • 範囲外入力時のアラート表示と注文ボタン制御

注文フォームの改善は、単なる画面改善ではなく、受注→製造→出荷という業務フロー全体の品質に直結します。

主な取り組み

  • 製造限界値のシステム登録と、範囲外入力時の即時アラート・注文ボタン制御
  • 「素材Aの場合のみ加工Bが選択可」等の依存関係ロジックの実装
  • ステップバイステップ形式の注文UIにより、自然と「製造可能な仕様」にたどり着く設計
  • バリデーションルールの一元管理による保守性の確保

業務知識のUI化により、属人的な判断に頼らない注文フローを実現しました。

変化・成果

  • 「製造不可」の注文データが発生しなくなり、手戻り工数がゼロに
  • 仕様確認のための電話・メール対応が大幅に減少
  • ステップバイステップのUIにより、途中離脱が減少し注文完了率が向上
  • 営業担当者が仕様確認から解放され、本来の提案活動に集中できるようになった

※具体的な数値は非公表