Webサイト改善の施策事例

予算制約下におけるECカート機能とスプレッドシート連携による代理店機能とフィーの構築

概要と担当範囲

BtoCメーカー様より、代理店(販売店)経由での商品購入に対してフィーを支払うためのECシステムを導入したいとご要望がありました

当社はGMO makeshop(メイクショップ)の機能を代理店管理に応用し、不足する機能をGoogleスプレッドシートで補完することで前述のご要望を実現しました。

  • 事業立ち上げ
  • EC運用改善
  • UI/UX設計
  • システムの要件定義

課題背景

代理店へのフィーを支払う事業設計にあたり、以下の課題がありました。

  • 代理店ごとの卸価格設定と紹介料(フィー)計算が必要だが、専用BtoBカートの開発費が確保できない
  • 自動化するシステム開発には1,000万円を超える初期コストがかかる見込み
  • 新規事業のため、大きな初期投資のリスクが取れない
  • まず事業を始められる「現実的な解」が求められていた

完璧な自動システムを作ることより、まずビジネスを動かせる仕組みを最小コストで構築することが優先でした。

改善の考え方

「何をシステムに任せ、何を人力でカバーするか」の切り分けを設計の起点に据えました。すべてを自動化するのではなく、汎用ツールの組み合わせと運用フローの整備によって、最小コストで要件を満たすアプローチです。

当社の関与領域

  • プラットフォーム選定
  • 業務フロー設計
  • ツール構築

代理店販売の仕組みを低コストに構築するため、以下の領域に関与しました。

  • ASPカートの「会員ランク機能」を代理店管理に転用する設計
  • 代理店ランクごとのログイン時表示価格(卸価格)の出し分け実装
  • 受注CSVから代理店ごとのフィーを自動算出するGoogleスプレッドシートの設計・納品
  • 運用担当者向けの業務フロー整備

本来は一般消費者向けの会員ランク機能をBtoB用途に読み替えて活用し、追加開発なしで卸価格の出し分けを実現しています。

主な取り組み

  • ASPカートの会員ランク機能を活用した代理店ごとの卸価格表示の実装
  • 受注CSVコピーペーストするだけでインセンティブフィー算出が完了する専用スプレッドシート関数の作成
  • システム開発ゼロで代理店管理の基本機能を実現
  • 複雑な要件定義によるシステムコストの大幅削減を実現し、短期間でのサービスイン体制を構築

事業が軌道に乗った段階で本格的なシステム投資を判断する、段階的なアプローチを前提に設計しました。

変化・成果

  • 専用システム開発と比較して、初期構築費を大幅に削減できた
  • 大規模システム導入と比較し短期間でサービスインし、かつ代理店販売というビジネスモデルの仮説検証が可能になった
  • 現場が自分たちで回せる運用フローが確立された
  • システム開発費を大幅に削減し、フィー計算の仕組みが稼働した

※具体的な数値は非公表