「ECサイトへのアクセスはあるのに買われない」「どこから改善すべきか分からない」とお悩みのEC担当者様必見、ECサイトの注文率(CVR)を改善するための実践的なチェックリストをご紹介しています。
社内でも確認・修正できる項目を中心に、売上を取りこぼさないサイト作りのポイントを解説しています。
コンバージョン率(CVR)とは
ECサイトにおけるコンバージョン率(CVR)とは、サイト訪問者のうち実際に購入に至った人の割合です。一般的なECサイトのCVRは1〜3%程度と言われていますが、業種やターゲットによって大きく異なります。
CVRが低い場合、どれだけ集客に投資しても売上は伸びません。まず現状のCVRを把握し、改善の余地がどこにあるかをチェックリストで確認しましょう。
チェックリスト① 商品ページ
- 商品写真は5枚以上掲載されているか。正面、側面、使用シーン、サイズ感がわかる写真を含むこと。
- 商品説明文は、スペックだけでなく用途や選び方のアドバイスまで含まれているか。
- 価格表示は明確か。税込み・税別、ロット価格、送料の目安が一目でわかるか。
- 在庫状況・納期の目安が表示されているか。特に法人顧客にとって納期情報は重要な判断材料となります。
- 「カートに入れる」ボタンはスクロールせずに見える位置にあるか。スマートフォンでも押しやすいサイズか。
- レビューや評価が表示されているか。レビューがまだない場合は導入事例で代替可能。
チェックリスト② カート・購入フロー
- ゲスト購入は可能か。会員登録を必須にしていると、初回購入の離脱率が大幅に上がる。
- 送料はカートに入れる前の段階で確認できるか。送料がわからない状態でカートに進ませると離脱の原因になる。
- 購入完了までのステップ数は何段階か。3ステップ以内が理想。
- 入力フォームの項目数は最小限に絞られているか。不要な項目がないか見直す。
- 郵便番号からの住所自動入力は機能しているか。
- エラーメッセージはわかりやすいか。どの項目にエラーがあるか、どう修正すればいいかが明確に示されているか。
チェックリスト③ 決済・配送
- 決済手段は十分に揃っているか。クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込は最低限として、Amazon Pay、PayPay等のID決済も検討。
- 法人向けの場合、請求書払い(掛け売り)に対応しているか。
- 配送方法の選択肢は適切か。配送日時の指定ができるか。
- 返品・交換ポリシーは購入フロー内で確認しやすい場所にあるか。
チェックリスト④ 信頼性
- 会社概要ページは充実しているか。住所、代表者名、設立年、事業内容など。
- 特定商取引法に基づく表記は正しく記載されているか。
- SSLで保護されているか(URLがhttpsで始まっているか)。
- お問い合わせ先(電話番号、メールアドレス)は明記されているか。レスポンスが遅い場合、購入への不安が増す。
チェックリスト⑤ サイトの表示速度・操作性
- ページの表示速度はモバイルで3秒以内か。Google PageSpeed Insightsで確認可能。
- スマートフォンで全ての操作がストレスなく行えるか。ボタンのタップ領域は十分か、文字サイズは読みやすいか。
- 画像の読み込みが重くないか。最適化されたフォーマット(WebP等)を使用しているか。
- ポップアップやモーダルが購入フローを妨げていないか。
CVR改善の優先順位
全てを同時に改善するのは難しいため、優先順位をつけます。
カートページの離脱率
まず確認すべきはカートページの離脱率です。カートまで来ている=購入意欲がある顧客を逃しているため、ここの改善が最も投資対効果が高いです。
商品ページの離脱率
次に商品ページの離脱率です。閲覧はされているのにカートに入れられていない商品を特定し、そのページの写真・説明文・価格表示を改善します。
表示速度と操作性
最後にサイト全体の表示速度と操作性です。基盤となる部分のため、影響範囲が広く、改善効果が全ページに波及します。
まとめ
CVRの改善は、一つの大きな施策ではなく、小さな改善の積み重ねで実現します。本記事のチェックリストを使って自社サイトの現状を確認し、該当する項目から順番に対応していくことで、着実にCVRを向上させることができます。