Webサイト改善の施策事例

代理店ごとのログイン権限制御とカスタムフィールド拡張による、メーカーの多店舗メディアサイトの設計・開発

概要と担当範囲

メーカー公式サイト内に、各代理店が独自に情報発信できる多店舗型メディアサイトをCMSで構築した事例です。

当社は代理店ごとのログイン権限制御、投稿カテゴリの自動制限、店舗情報のカスタムフィールド設計・開発、およびメーカー側のマスター管理機能の設計・実装までを一貫して担当しました。

  • コンテンツ改善
  • UI/UX設計
  • システムの要件定義

課題背景

メーカーとして代理店の情報発信を支援したいものの、仕組みが整っていない状況がありました。

  • 代理店(約30店舗)が各自でアメブロ等の外部サービスを使って情報発信しており、メーカー公式サイトへのSEO効果が得られない
  • 代理店ごとに発信力や意欲に差があり、情報発信の動機づけが必要
  • 公式サイト内で代理店に記事を書いてもらいたいが、他店舗の記事を誤って編集・削除するリスクを防ぐ必要がある
  • 店舗情報(住所・営業時間等)の管理がメーカー側で一元管理できていない

外部ブログでの発信はメーカーのドメインにコンテンツが蓄積されないため、代理店の発信がメーカーのSEO資産にならないという構造的な課題がありました。

改善の考え方

代理店の情報発信をメーカー公式サイト内に集約することで、代理店にとっては公式サイトの信頼性を借りた発信ができ、メーカーにとってはコンテンツがSEO資産として蓄積されるという双方にメリットのある仕組みを設計しました。運用面では、各代理店が安全に・簡単に使えるよう、権限制御と入力の簡素化を重視しました。

当社の関与領域

  • WordPress開発
  • ログイン権限設計・実装
  • カスタムフィールド設計・開発
  • 情報設計(IA)
  • UI設計

多店舗メディアとして安全かつ運用しやすい仕組みを構築するため、以下の領域に関与しました。

  • 代理店ごとの専用ID/パスワードによるログイン機能の設計
  • ログイン時に自店舗のカテゴリが自動選択され、他店舗カテゴリへの変更ができない権限制御の実装
  • 各代理店は自店舗の記事のみ閲覧・編集・削除可能とするロール設計
  • メーカー(管理者)は全店舗の投稿・カテゴリを横断的に編集・削除できるマスター権限の設計
  • 店舗情報(住所・営業時間・写真等)をカスタムフィールドで管理できる仕組みの開発
  • 店舗一覧ページ・店舗個別ページのUI設計と実装

採用されたCMSの標準的なユーザー権限では実現できない要件のため、ロール・権限をカスタマイズして独自の制御を実装しています。

主な取り組み

  • CMSのユーザーロールをカスタマイズし、代理店ごとの権限制御を実装
  • ログイン時に投稿カテゴリが自動設定され、他店舗カテゴリに変更できない仕組みの開発
  • 店舗情報を管理するためのカスタムフィールド拡張(住所・営業時間・電話番号・写真等)
  • カスタムフィールドに入力された店舗情報を自動的にページに反映するテンプレート開発
  • メーカー管理者向けのマスター管理画面の整備(全店舗の投稿・店舗情報の一元管理)
  • 代理店向けの投稿マニュアル作成と操作説明

代理店がCMSの操作に不慣れであることを前提に、ログイン後に迷わず記事を書ける最小限のUI設計を心がけました。

変化・成果

  • 代理店の情報発信がメーカー公式サイト内に集約され、コンテンツがSEO資産として蓄積される仕組みが確立
  • 権限制御により、代理店同士の誤操作リスクがゼロの状態で安全に運用できている
  • 店舗情報のカスタムフィールド化により、メーカー側で全店舗の情報を一元管理・更新できるようになった
  • 外部ブログではなく公式サイト内での発信という形が、代理店にとっての情報発信の動機づけにもなっている

※具体的な数値は非公表