さまざまな視点から比べながら選ぶお客様に、次の候補を。makeshopの関連商品を拡張し、スペックやメーカーなど複数の条件で出し分ける仕組みを実装

業種:パソコン・OA機器の販売 従業員数:〜100名

makeshopの標準の関連商品では、複数の条件を組み合わせた出し分けができません。
パソコン・OA機器の販売サイトで、CPUやメーカー、画面サイズなどのスペックを条件に、比較したい商品を自動で表示する仕組みをクリエイターモードで実装した事例です。

  • makeshopの開発・改善
  • EC運用改善
  • ECサイトリニューアル
  • 導線改善
  • 情報設計(IA)

こんな状態のサイトに向けた事例です

  • お客様が、スペックや価格を比べながら商品を選んでいる
  • 関連商品は出ているが、比べたい商品とずれている
  • 商品数が多く、関連商品を一つずつ設定するのは現実的でない
  • makeshopの標準機能では、思うような出し分けができない
課題
makeshopの標準の関連商品は最低限の表示にとどまり、お客様が比べたい商品を出すには、機能を拡張する必要があった
提案
CPUやメーカー、画面サイズなどのスペックを条件に、関連商品を自動で出し分ける仕組みを作った
結果
関連商品から別の商品ページへ進む回遊率が上がった

作った仕組み

項目 内容
出し分けの条件 CPU、メーカー、画面サイズ、価格帯などのスペック
表示する場所 各商品ページの関連商品の枠
選び方 見ている商品のスペックをもとに、条件に合う商品を自動で選んで表示する
作り方 makeshopのクリエイターモードで、ページ側にJavaScriptの処理を加えて実装

クリエイターモードは、makeshopでページの作りを自由に編集できる機能です。makeshopでは、注文や商品データを扱う仕組み(バックエンド)は変更できず、手を加えられるのはお客様が見るページ側だけです。当社のmakeshopの支援は、すべてこのクリエイターモードでのカスタマイズで行っています。

導入前の状況

パソコンは、さまざまな条件を比べて選ばれる

パソコンを買う人は、CPUなどのスペックをはじめ、メーカーや画面サイズ、価格など、さまざまな条件を見比べながら候補を絞っていきます。商品ページの関連商品は、その比較を助ける場所になるはずでした。

標準の関連商品は、最低限の表示にとどまる

makeshopの標準の関連商品でできる出し分けは、最低限のものです。複数の条件を組み合わせて、お客様が比べたい商品を出すことはできません。たとえば「同じメーカー」で出すと、「同じくらいの性能の、別メーカーのパソコン」は出せません。

さまざまな条件で比べて選ぶお客様に合った関連商品を出すには、標準機能では補えません。そこで、関連商品の表示を拡張することにしました。

設計判断1:人が選ぶのではなく、条件で自動に出す

関連商品の出し方には、担当者が商品ごとに選ぶ方法と、条件で自動に出す方法があります。商品ごとに意図を込めて選べるのは、人が選ぶ方法の利点です。

ただ、makeshopの仕様では、管理画面で商品ごとに関連商品を細かく設定するのが難しく、今回は自動で出す方法が現実的な選択肢でした。加えて、パソコンは「スペックが近いもの」を比べたいという、条件で表しやすい商材です。そこで、スペックを条件に、関連商品を自動で選ぶ形にしました。

設計判断2:変えられるのはページ側だけ。その範囲で組み立てる

makeshopでは、バックエンドの仕組みに手を加えることはできません。標準機能で足りない部分は、クリエイターモードで編集できるページ側だけで補う必要があります。

そこで、商品ページ側にJavaScriptの処理を加え、ページに表示できる商品データをもとに出し分けを行う形にしました。実現するには、makeshopの仕様と、ページ側から商品データの何が取り出せるかを把握したうえで、処理を組み立てる必要がありました。

取り組み

1. 出し分けに使えるスペックを洗い出す

商品データから取り出せるスペックの情報を洗い出し、どれを出し分けの条件に使うかを決めました。お客様が比べるときに見ている項目であることと、商品データから確実に取り出せることの両方を満たすものを選んでいます。

2. 見ている商品のスペックから、関連商品を選ぶ

お客様が見ている商品のスペックをもとに、条件に合う商品を探して、関連商品の枠に表示する処理を作りました。メーカー、CPU、画面サイズ、価格帯などの条件を組み合わせられるので、「同じくらいの性能で、別のメーカー」のような出し方もできます。

関連商品の出し分けの考え方

見ている商品のCPUやメモリをもとに、同じCPUや同じメモリの商品が関連商品として選ばれる流れを示した図。画面サイズなどでも出し分けできる
関連商品の出し分けの考え方。見ている商品のスペックを条件に、比べたい商品を選ぶ

3. 比べやすい表示にする

関連商品の枠は、商品ページの中で比較の続きとして見てもらえる位置と見せ方にしました。お客様が「ほかの候補も見てみよう」と自然に次の商品へ進めるようにしています。

商品ページ内の関連商品の表示

パソコンの商品ページの下部に、見ている商品と同じCPUの商品と、同じメモリの商品が、関連商品として並んでいる画面
商品ページ内の関連商品の表示(商品名は伏せています)

改善施策の結果について

関連商品の枠に、お客様が比べたい商品が出るようになり、関連商品から別の商品ページへ進む回遊率が上がりました。

商品ページを見た人が、そこで止まらずに次の候補を見比べられるようになったことで、サイト内で比較から選択までを進めやすくなっています。

※今回はmakeshopでの実装ですが、スペックなどの条件で関連商品を出し分ける仕組みは、ShopifyやEC-CUBEなど、ほかのカートシステムでも実現できます。作り方はカートシステムごとに変わります。

支援の概要

業種
パソコン・OA機器の販売
従業員数
〜100名
カートシステム
makeshop(クリエイターモード)
支援期間
2か月程度(本施策のみ)
担当範囲
要件定義、情報設計、UI/UX設計、実装

※記載の内容は支援当時のものです。

ほかのmakeshop事例

makeshopの事例をすべて見る

makeshopの標準機能では足りないと感じたら

makeshopは、クリエイターモードを使えば、標準機能の外側でできることが大きく広がります。今のサイトで困っていることをうかがったうえで、makeshopの仕様の中で実現できる方法をご提案します。