makeshopの標準の関連商品では、複数の条件を組み合わせた出し分けができません。
パソコン・OA機器の販売サイトで、CPUやメーカー、画面サイズなどのスペックを条件に、比較したい商品を自動で表示する仕組みをクリエイターモードで実装した事例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出し分けの条件 | CPU、メーカー、画面サイズ、価格帯などのスペック |
| 表示する場所 | 各商品ページの関連商品の枠 |
| 選び方 | 見ている商品のスペックをもとに、条件に合う商品を自動で選んで表示する |
| 作り方 | makeshopのクリエイターモードで、ページ側にJavaScriptの処理を加えて実装 |
クリエイターモードは、makeshopでページの作りを自由に編集できる機能です。makeshopでは、注文や商品データを扱う仕組み(バックエンド)は変更できず、手を加えられるのはお客様が見るページ側だけです。当社のmakeshopの支援は、すべてこのクリエイターモードでのカスタマイズで行っています。
パソコンを買う人は、CPUなどのスペックをはじめ、メーカーや画面サイズ、価格など、さまざまな条件を見比べながら候補を絞っていきます。商品ページの関連商品は、その比較を助ける場所になるはずでした。
makeshopの標準の関連商品でできる出し分けは、最低限のものです。複数の条件を組み合わせて、お客様が比べたい商品を出すことはできません。たとえば「同じメーカー」で出すと、「同じくらいの性能の、別メーカーのパソコン」は出せません。
さまざまな条件で比べて選ぶお客様に合った関連商品を出すには、標準機能では補えません。そこで、関連商品の表示を拡張することにしました。
関連商品の出し方には、担当者が商品ごとに選ぶ方法と、条件で自動に出す方法があります。商品ごとに意図を込めて選べるのは、人が選ぶ方法の利点です。
ただ、makeshopの仕様では、管理画面で商品ごとに関連商品を細かく設定するのが難しく、今回は自動で出す方法が現実的な選択肢でした。加えて、パソコンは「スペックが近いもの」を比べたいという、条件で表しやすい商材です。そこで、スペックを条件に、関連商品を自動で選ぶ形にしました。
makeshopでは、バックエンドの仕組みに手を加えることはできません。標準機能で足りない部分は、クリエイターモードで編集できるページ側だけで補う必要があります。
そこで、商品ページ側にJavaScriptの処理を加え、ページに表示できる商品データをもとに出し分けを行う形にしました。実現するには、makeshopの仕様と、ページ側から商品データの何が取り出せるかを把握したうえで、処理を組み立てる必要がありました。
商品データから取り出せるスペックの情報を洗い出し、どれを出し分けの条件に使うかを決めました。お客様が比べるときに見ている項目であることと、商品データから確実に取り出せることの両方を満たすものを選んでいます。
お客様が見ている商品のスペックをもとに、条件に合う商品を探して、関連商品の枠に表示する処理を作りました。メーカー、CPU、画面サイズ、価格帯などの条件を組み合わせられるので、「同じくらいの性能で、別のメーカー」のような出し方もできます。
関連商品の出し分けの考え方
関連商品の枠は、商品ページの中で比較の続きとして見てもらえる位置と見せ方にしました。お客様が「ほかの候補も見てみよう」と自然に次の商品へ進めるようにしています。
商品ページ内の関連商品の表示
関連商品の枠に、お客様が比べたい商品が出るようになり、関連商品から別の商品ページへ進む回遊率が上がりました。
商品ページを見た人が、そこで止まらずに次の候補を見比べられるようになったことで、サイト内で比較から選択までを進めやすくなっています。
※今回はmakeshopでの実装ですが、スペックなどの条件で関連商品を出し分ける仕組みは、ShopifyやEC-CUBEなど、ほかのカートシステムでも実現できます。作り方はカートシステムごとに変わります。
※記載の内容は支援当時のものです。
makeshopは、クリエイターモードを使えば、標準機能の外側でできることが大きく広がります。今のサイトで困っていることをうかがったうえで、makeshopの仕様の中で実現できる方法をご提案します。