テクニカルSEOは、一つ一つの作業は小さくても、漏れなくそろえるのが難しい施策です。
BtoBサイトで数十項目の要件を洗い出して一覧にし、優先順位をつけて一つずつ実現。
主要なキーワードで検索順位が上がった事例です。
テクニカルSEOは検索エンジンにサイトの中身を正しく伝えるための土台づくりです。この案件では、要件を次の3つの目的に分けて整理しました。
| 目的 | 確かめること |
|---|---|
| 見つけてもらえる | 検索エンジンがサイトの大事なページを漏れなくたどり、登録できる状態になっているか |
| 1つの内容に、1つのURL | 同じ内容のページが複数のURLで存在し、検索エンジンからの評価が分かれていないか |
| 何のページか伝わる | ページのタイトル、見出し、画像の説明、会社や商品の情報が、検索エンジンにわかる形で書かれているか |
記事やページの中身の改善は進んでいて、検索で読まれるためのコンテンツはそろいつつありました。一方で、検索エンジンに情報を伝える技術面はこれまでまとめて見直されたことがありませんでした。
タイトルや見出しの付け方、画像の説明、URLの扱いなどが、ページごとにばらばらでした。整っているページもあれば、手つかずのページもある状態です。良いコンテンツを作っても検索エンジンに正しく伝わらなければ、本来得られるはずの評価を取りこぼしてしまいます。
テクニカルSEOの作業は一つ一つを見ると難しいものではありません。難しいのは、細かい要件が数十項目に及び、それを漏れなくそろえることです。気づいたところから直していくと、どこまで終わったのかがわからなくなり、一部だけ整った状態で止まりがちです。
そこで作業に入る前に、サイトに必要な要件をすべて洗い出して一覧にしました。そのうえで優先順位をつけ、上から順に一つずつ実現していく進め方にしています。一覧があれば、何が終わって何が残っているかが当社にも事業部の方にも一目でわかります。
まずサイト全体を調べて、テクニカルSEOの要件を数十項目洗い出しました。項目は「見つけてもらえる」「1つの内容に、1つのURL」「何のページか伝わる」の3つの目的ごとに分け、それぞれの現状と対応の状況を一覧にまとめています。
要件の一覧(イメージ)
洗い出した要件に優先順位をつけ、影響の大きいものから順に対応しました。一つ終わるごとに一覧の対応状況を更新し、残りの項目を確かめながら進めています。一度にすべてを直そうとせず一覧を見ながらこつこつ埋めていくことで、途中で止まらずに最後までそろえることができました。
要件の対応で既存のページに手を入れるときは、その箇所にほかの改善点が見つかればあわせて直しています。
見つけてもらえる:検索エンジンが大事なページを漏れなくたどれるよう、サイトのページの伝え方とたどってほしくないページの扱いを整理しました。
1つの内容に、1つのURL:同じ内容のページが複数のURLで存在する箇所を洗い出し、検索エンジンからの評価が1つのURLに集まるようにしました。
何のページか伝わる:タイトルと説明文、見出しの構造、画像の説明を、ページごとに内容を表す形にそろえました。あわせて会社やページの階層などの情報を、検索エンジンが読み取れる形で書き加えています。
実装と同時に、各要件の設定のルールを文書にまとめました。新しいページを追加するときも、そのルールに沿えば同じ品質を保てます。テクニカルSEOは一度整えて終わりではなく、ページが増えるたびに崩れやすいものだからです。
主要なキーワードで検索順位が上がりました。
コンテンツの改善と並行して技術面の土台が整ったことで、良いコンテンツが検索エンジンに正しく伝わる状態になっています。設定のルールを残したため、今後ページを追加しても同じ水準を保ったまま増やしていけます。
※記載の内容は支援当時のものです。
この事例で使った3つの目的の考え方をもとに、テクニカルSEOの確認項目をチェックリストにまとめています。自社で直せる項目と改修や設計の見直しが必要な項目を分けているので、どこから手をつけるかの判断にも使えます。洗い出しから一緒に進めたい場合は、ご相談ください。