技術的な要件を一つずつ積み上げてSEOの土台をつくる。BtoBサイトのテクニカルSEOを数十項目洗い出して実現し、検索順位を改善

業種:システム開発・製造業 従業員数:301〜500名

テクニカルSEOは、一つ一つの作業は小さくても、漏れなくそろえるのが難しい施策です。
BtoBサイトで数十項目の要件を洗い出して一覧にし、優先順位をつけて一つずつ実現。
主要なキーワードで検索順位が上がった事例です。

  • AIO/LLMO対策
  • SEO対策

こんな状態のサイトに向けた事例です

  • 記事やページを増やしているのに、検索順位が思うように上がらない
  • テクニカルSEOが大事とは聞くが、どこまでやれば十分なのかわからない
  • 気づいたところは直しているが、サイト全体でそろっているか確かめていない
  • ページを追加するたびにタイトルや見出しの付け方がばらばらになる
課題
コンテンツは整ってきていたが、検索エンジンに情報を伝える技術面がページによって整っていたりいなかったりした
提案
テクニカルSEOの要件を数十項目洗い出して一覧にし、優先順位をつけて一つずつ実現した
結果
主要なキーワードで検索順位が上がった

整えた3つのこと

テクニカルSEOは検索エンジンにサイトの中身を正しく伝えるための土台づくりです。この案件では、要件を次の3つの目的に分けて整理しました。

目的 確かめること
見つけてもらえる 検索エンジンがサイトの大事なページを漏れなくたどり、登録できる状態になっているか
1つの内容に、1つのURL 同じ内容のページが複数のURLで存在し、検索エンジンからの評価が分かれていないか
何のページか伝わる ページのタイトル、見出し、画像の説明、会社や商品の情報が、検索エンジンにわかる形で書かれているか

導入前の状況

コンテンツは整ってきたが、技術面が追いついていない

記事やページの中身の改善は進んでいて、検索で読まれるためのコンテンツはそろいつつありました。一方で、検索エンジンに情報を伝える技術面はこれまでまとめて見直されたことがありませんでした。

ページによって、整っているところといないところがある

タイトルや見出しの付け方、画像の説明、URLの扱いなどが、ページごとにばらばらでした。整っているページもあれば、手つかずのページもある状態です。良いコンテンツを作っても検索エンジンに正しく伝わらなければ、本来得られるはずの評価を取りこぼしてしまいます。

設計判断:要件を先に洗い出し、一つずつ埋めていく

テクニカルSEOの作業は一つ一つを見ると難しいものではありません。難しいのは、細かい要件が数十項目に及び、それを漏れなくそろえることです。気づいたところから直していくと、どこまで終わったのかがわからなくなり、一部だけ整った状態で止まりがちです。

そこで作業に入る前に、サイトに必要な要件をすべて洗い出して一覧にしました。そのうえで優先順位をつけ、上から順に一つずつ実現していく進め方にしています。一覧があれば、何が終わって何が残っているかが当社にも事業部の方にも一目でわかります。

取り組み

1. 要件を洗い出し、一覧にする

まずサイト全体を調べて、テクニカルSEOの要件を数十項目洗い出しました。項目は「見つけてもらえる」「1つの内容に、1つのURL」「何のページか伝わる」の3つの目的ごとに分け、それぞれの現状と対応の状況を一覧にまとめています。

要件の一覧(イメージ)

テクニカルSEOの要件を、目的・要件・現状・優先度・対応の列で管理しているスプレッドシートのイメージ。XMLサイトマップの登録やcanonicalタグの設定、titleとmeta descriptionの設定などの要件が、見つけてもらえる、1つの内容に1つのURL、何のページか伝わる、の3つの目的ごとに並び、対応欄に完了の印が付いている
要件の一覧のイメージ。実際には数十項目を目的ごとに管理している

2. 優先順位をつけ、一つずつ実現する

洗い出した要件に優先順位をつけ、影響の大きいものから順に対応しました。一つ終わるごとに一覧の対応状況を更新し、残りの項目を確かめながら進めています。一度にすべてを直そうとせず一覧を見ながらこつこつ埋めていくことで、途中で止まらずに最後までそろえることができました。

要件の対応で既存のページに手を入れるときは、その箇所にほかの改善点が見つかればあわせて直しています。

3. 3つの目的ごとに整える

見つけてもらえる:検索エンジンが大事なページを漏れなくたどれるよう、サイトのページの伝え方とたどってほしくないページの扱いを整理しました。

1つの内容に、1つのURL:同じ内容のページが複数のURLで存在する箇所を洗い出し、検索エンジンからの評価が1つのURLに集まるようにしました。

何のページか伝わる:タイトルと説明文、見出しの構造、画像の説明を、ページごとに内容を表す形にそろえました。あわせて会社やページの階層などの情報を、検索エンジンが読み取れる形で書き加えています。

4. 今後のページでも崩れないよう、ルールとして残す

実装と同時に、各要件の設定のルールを文書にまとめました。新しいページを追加するときも、そのルールに沿えば同じ品質を保てます。テクニカルSEOは一度整えて終わりではなく、ページが増えるたびに崩れやすいものだからです。

改善施策の結果について

主要なキーワードで検索順位が上がりました。

コンテンツの改善と並行して技術面の土台が整ったことで、良いコンテンツが検索エンジンに正しく伝わる状態になっています。設定のルールを残したため、今後ページを追加しても同じ水準を保ったまま増やしていけます。

支援の概要

業種
システム開発・製造業
従業員数
301〜500名
支援期間
3か月程度(本施策のみ)
担当範囲
現状の分析、サイトの環境構築、要件を実装に落とし込む作業フローの設計、実装

※記載の内容は支援当時のものです。

自社サイトのテクニカルSEOがどこまでそろっているか確かめたい方へ

この事例で使った3つの目的の考え方をもとに、テクニカルSEOの確認項目をチェックリストにまとめています。自社で直せる項目と改修や設計の見直しが必要な項目を分けているので、どこから手をつけるかの判断にも使えます。洗い出しから一緒に進めたい場合は、ご相談ください。

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