makeshop(メイクショップ)で構築したECサイトの売上が伸び悩む原因と、具体的な改善策を解説します。集客・CVR(購入率)・客単価のどこにボトルネックがあるのかを特定する方法から、売上アップに直結する効果的な運用ノウハウまで、この記事で紹介しています。
makeshopで自社ECサイトを運営しているものの、売上が思うように伸びないという相談を受けることがあります。多くの場合、原因はプラットフォーム自体の問題ではなく、サイトの設計や運用に改善の余地があるケースがほとんどです。
最も多い原因は、商品ページの情報不足です。商品名と価格だけを掲載して、スペックや用途の説明、活用イメージが不足している場合、訪問者は「この商品で本当にいいのか」と判断できずに離脱します。特にBtoB向けの商材では、法人顧客が社内稟議に必要とする情報(納期目安、ロット別価格、導入事例など)が不足していることが多いです。
次に多いのは、導線の問題です。トップページからカテゴリページ、カテゴリページから商品ページ、商品ページからカートへの動線が不明確だと、訪問者は途中で迷子になります。特に商品数が多いサイトではカテゴリ構造の整理が売上に直結します。
SEOの未対応も大きな原因です。makeshopはSEO関連の設定項目を備えていますが、初期設定のまま運用しているケースが少なくありません。タイトルタグやメタディスクリプションの設定、カテゴリページの説明文追加など、基本的なSEO設定だけでも検索流入に大きな差が出ます。
ECサイトの売上は「流入数 × 購入率 × 客単価」の掛け算で決まります。SynQ Partners株式会社ではこれをさらに分解し、流入(集客)、回遊(導線)、購入CV(転換率)、客単価の四軸で改善を進めるフレームワークを用いています。
SEO対策と広告の最適化です。makeshopで設定できるSEOの項目を漏れなく設定し、ブログ機能を活用してコンテンツSEOにも取り組みます。
ナビゲーションの整理と関連商品の導線強化です。ヘッダーメニューのカテゴリ設計を見直し、商品ページに関連商品を表示させることで、1訪問あたりの閲覧ページ数を増やします。
商品ページの情報充実とカート周りの最適化です。購入ボタンの位置、送料の表示タイミング、決済方法の選択肢など、購入を完了するまでの障壁を一つずつ取り除きます。
セット商品の提案やまとめ買い割引の設計です。「○○円以上で送料無料」のラインを設定するだけでも平均注文金額が変わります。
makeshopの管理画面から設定できる改善施策をいくつか紹介します。
各商品ページとカテゴリページに固有のタイトルを設定します。「商品名 | ショップ名」の形式で、検索されやすいキーワードを含めます。
検索結果に表示される説明文です。商品の特徴やメリットを簡潔にまとめ、クリックしたくなる内容にします。
カテゴリページに「このカテゴリの商品について」の説明文を入れることで、検索エンジンがページの内容を正しく理解できるようになります。
各商品ページに関連する商品を手動または自動で表示する設定です。本体と付属品、類似商品など、ユーザーの回遊を促す導線になります。
makeshopに搭載されているブログ機能を使って、商品の選び方や使い方の記事を定期的に投稿します。コンテンツSEOの入口として機能し、長期的な流入基盤になります。
全てを同時にやろうとすると手が回らなくなります。データを見て優先順位をつけることが重要です。
GA4でアクセスデータを確認し、「流入はあるのに購入率が低い」なら商品ページとカート周りの改善が先。「そもそも流入が少ない」ならSEO対策が先。「流入も購入率もあるのに売上が伸びない」なら客単価の改善が先。
現状の数字を正しく把握することで、限られたリソースを最も効果的な施策に集中できます。
makeshopの売上が伸びない原因は、多くの場合プラットフォームの問題ではなく、サイト設計とSEO設定の改善余地にあります。四軸フレームで現状を分析し、優先順位の高い施策から着手することで、同じプラットフォームのまま売上を改善できます。